23:56
作詞・作曲/三井拓郎
編曲/pertorika

日付が変わりそうな真夜中 小さな部屋に響くのは
君が洗う食器の音と 楽しそうな鼻歌

時計の針だけが動くこの小さな部屋で
同じ風に包まれたまま そっと…

こんなにも幸せそうな君の隣が
いつか終わってしまっても それはそれでもいい
こんなにも何もないからっぽの夜空に 君の声を響かせて 眠りたい

何気なく手にとってみる 君の好きなオルゴール
ぜんまいを回してみたら 楽しそうなメロディー

この夜がもたらした想い 揺らぐ風に乗せて
君の元へ届くといいな そっと…

ひとりで座るソファーの広さを知り
寝転んでみては わざと隙間を埋めてみる
僕を呼ぶ君の声聞こえて来て 愛想ない返事をして 君の元へ

そのやわらかい声は僕を包む

ほどけた会話を繋ぐメロディー
いつか夜が明けることを 忘れてしまうほど
こんなにも何もないからっぽの夜空に 君の声を響かせて 眠りたい