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作詞・作曲/三井拓郎
編曲/pertorika

毛布にくるまってる 日曜の朝
近くのファミレスでは 誰かが笑う

窓の外 雑種の犬が見つけた
道路脇に手向けた花束が 風に揺れた

誰かの願いが叶ったその次は どうか僕でありますように
毛布の中から出られずそんなことばかり 欲張ってしまうから
靴紐も結ばずに 駆け出した過去の町
痛くも痒くもないはずの世界で 今もまだ僕は痛がっている

星が消えたら 月は泣くかな
虹が消えたら 空は泣くかな
僕が消えたら 誰が泣くかな
僕が消えたら 誰が笑う?

窓の外 雑誌の隅で見つけた
あの開運グッズが 千切られて捨てられていた
僕の中 血液に入り込む
悲しい結末には 逆らえないと知りながら

光の速度を越えたら あのときの僕にまた会える気がして
毛布の中で広げた地図の上に立って
誰かの願いが叶ったその次は どうか僕でありますように
毛布の中から出られずそんなことばかり 欲張ってしまうから

そういえば土曜日に言い残した
言葉を今さら思い出しました