glass
作詞・作曲/三井拓郎
編曲/pertorika
ほんの少しグラスに口をつけただけで 赤くなってる
そのメロディーに乗せて踊ってる君の髪が 僕を誘ってるみたいで
甘い甘い香りをつかまえて
風のように君が舞い踊る 僕のグラスの中で
その指先に今触れるのは 僕じゃないのかい
ほんの少し今夜は濃い目のメイクをして オシャレもして
そういつも見せてる君じゃない 戸惑う僕を不思議そうな目で見ている
赤いワインなんてちょっと早いかな
グラスに映る君が 今夜は遠くにいる気がして
いつもよりキレイだよって 少しだけ皮肉を込めながら
響くヒールの音に君を感じて 安心してる僕はたまに
どことなく不安になって 怖くてどうしようもなくなる夜があるんだ
踊る君の姿はまるで 映画を観ているようで
小さな窓から見える三日月が 夜更けを知らせる
君がグラスに残した口紅の跡が 僕を少し誘惑させて
もう帰ろうの言葉言えぬまま 君を眺め続ける