R134
作詞・作曲/三井拓郎
編曲/pertorika
ヘッドライトが描いた流線形 沈んだ夜を江ノ島が嘲笑った
センターラインを越えたその先に待ってる未来に
期待など1ミリも無い
人の痛みは花火で消えた 隠した傷も煙に巻かれた
夜の川を渡るように 沈まないように 臆病なモノに邪魔される前に
真っ暗な夜を抜け 君の世界に追いつけるまで走ってゆく
夜毎のデジャヴに惑わされないように 君を手繰りながら
ラジオはいつもFM82.8で良い 蠢いている由比ガ浜の波を
優しく鎮めたのはコルトレーンの慈愛のメロディー
何度もそう何度でも
橋の途中で花火を見てた 歓喜の声が夜に響いた
月の裏に隠した嘘をチラつかせて 存在まで否定されたって
真っ暗な夜を抜け 君の世界に追いつけるまで走ってゆく
星座のディレイ 綺麗に目の前でほら消えた
この街を濡らした嘘つき雨も 路地裏照らす寂れた街灯も
すぐに消えるだろう 今すぐ消えるでしょう
縁取れる夜に出会う優しい嘘は 時に幾つも傷を作り
治らないまま夜がすぐに明けることでしょう
真っ暗な夜を抜け 君の世界に追いつけるまで走ってゆく
誘惑の罠 その先で待っている君を手繰りながら